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インク壺に想いを寄せて

こんにちは。etsuspoon の 悦 です。
毎回しつこい挨拶ですが、自分にはちょうど良いようです。

今日はインクのお話。

いつもイラストには大体、ホルベインのスポイト式の瓶に入っている
耐水性のインクを使っています。
大体っていうのは、いくつか違うメーカーもあって、混ぜ混ぜしていることもあるので。
大体耐水性のインクです。

今回ワークショップに使うインクはいわゆる万年筆用で、水性です。

濡れれば滲んでしまいますが、伸びとペンでのインクの持ちがいいので
サラサラ描いていくには気持ちの良い素材です。


http://www.sailor.co.jp/

この「四季彩」というシリーズ、名前も風流で、全部集めたくなってしまいます。
しかし、ボトルチェンジがあったようで、「四季織」という四角い瓶になっています。
私は丸い平瓶が好きなので、今のうちに少しずつ集めていきたいなと思っています。

中学校の頃にはまって使い続けているインクですが、
有名なのはニュートンとかでしょうか。
こちらも水性です。

私は大体線をウォームグレーで描いて重ね塗りをして仕上げていきます。
重なった色がグレーに馴染んで、強くない線になります。

なので、水性ですと滲んで行ってしまうのです。

最近はこのセーラーのインクの色の美しさから、ペンで仕上げるインク絵も楽しいなと思っています。

基本大雑把なので、直せる絵の方がいいのですが、繊細な素材を使って
繊細さを装ってみるのも楽しい趣向だなと思っています。

たっぷりインクの乗せていくGペンとスーッとインクを延ばしながら運ぶ感じの丸ペンではインクの色も違います。ペンを組み合わせて使うだけでも2色のインクを使ったよう・・・。

楽しいです。